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▼コメント[必須]>>70 > 後部座席には1本の傘が置かれていた。 先ほどの女性が途中、雨が上がってしまったために忘れていってしまったもだった。 部屋の場所まで見てしまったYさんは、仕方がなく女性の部屋まで届けることにした。 女性の部屋の前に着いたYさんはチャイムを鳴らす。 しかし、先ほどの女性は出てこない。 カーテンで窓は遮られているが、明かりがついていることは確認できる。 なんとなくドアののぞき穴から部屋の中を覗いてみまた。 やはり、外側からではよく見えず全体が赤い色をしていることしか確認できなかった。 (悪趣味な部屋だな・・・) と思い、傘をドアノブにかけて置きその場を離れた。 帰りの道中、小腹がすいたためラーメン屋に入り空腹を満たすことにした。 店主一人で経営している店らしくあまり大きな店ではない。 店主にラーメンを頼むとなんとなく、ただ世間話のつもりで先ほど経験したことを話した。 一通り話し終えると店主は 「…こんな話は知ってるかい?」 と話を切り出した。 店主によると、 旧道沿いにあるアパートは精神病、障害者等が半ば隔離される形で入居している『施設』だそうだ。 その施設は家賃が非常に安いため、患者の家族が一まとめに入居させているらしい。 疾患患者の中には生まれつき色素が弱く、瞳がウサギのように真っ赤になる病気の人間もいるらしい・・・
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